お電話かわりました名探偵です。

著書は佐藤青南

角川文庫。

 

なにか良いアイディアはないかなぁと考えている人にお勧め。

 

県警の通信指令台に掛かってくる電話を、状況を聞くだけで推理してしまう、という物語。

最初に読んだのは2冊目の”リダイヤル”の方だった。

110番通報を聞いているだけで、解決をしてしまうというのが、軽い感じで書かれてあって、テンポよく進むから、気負わずに読めた。

 

ただ、こっちのほうは物語の1冊目なので、いろいろ説明もあって、そこがテンポよく進めなかったというか、その先を知っているからこそ、面倒だったのか。

ちょっと残念だった。というより失敗した。

 

まぁどちらも楽しく読めた。

 

アイディアを探している人にお勧めした理由は、チェアディテクティブに類するものなんだろうけど、現場に行かなくても状況を把握することで、解決してしまうということ。

つまり会話の中に解決する糸口というかヒントがある、ということ。

アイディアって結構何気ないのをフト気付くことから生まれてくるでしょ。

あぁ、それがヒントになって解決したのか、と読んでいくと、アイディアって結構転がっているんだなと気づくことになるのではないだろうか?と考えたから。

 

こじつけっぽいけど、そう思った。

 

今日はこんな感じ。