オートバイの人
仕事は車で移動している。
こちらは移動するための手段として運転しているので、目的地に早くつくことが肝心。
でもそうではない人たちも大勢いるため、時々イラッとする。
前の車との距離が空き過ぎているのは、本当にイラッとする。
どうせなら譲ってもらえないか、と。
ただ、毎度そうではなく、のんびり運転したいときもある。
そんな時は、後の車に気を遣ったりする。
で
先日オートバイが後ろを走っていた。
前に車がいるわけではなかったけど、譲れるような広い道ではなかった。
でも、このまま後についてもらっても、速く走りたくないな、と思っていた。
だから、センター寄りを走り、左側を開けてみた。
二輪車は左側で抜かしてくれることもあるから。
信号機が赤だったから止まったら、案の定左から追い抜いてくれた。
やれやれ、と思っていたら、オートバイの運転手が、若干後ろを向いて右手を軽く上げた。
もしかして、気づいてくれたのか?と思った。
いや、バックミラーで何かを見て、ハンドルから手を離して、ブラブラさせただけなのかもしれない、とも思った。
やがて信号は青に変わり、彼は先に走り去っていった。
彼がどう思ったのかは知らないけど、いいことしたな、って思った。
いいことして良かった、とも。
明日はいいことがあると良いな。
お電話かわりました名探偵です。
著書は佐藤青南
角川文庫。
なにか良いアイディアはないかなぁと考えている人にお勧め。
県警の通信指令台に掛かってくる電話を、状況を聞くだけで推理してしまう、という物語。
最初に読んだのは2冊目の”リダイヤル”の方だった。
110番通報を聞いているだけで、解決をしてしまうというのが、軽い感じで書かれてあって、テンポよく進むから、気負わずに読めた。
ただ、こっちのほうは物語の1冊目なので、いろいろ説明もあって、そこがテンポよく進めなかったというか、その先を知っているからこそ、面倒だったのか。
ちょっと残念だった。というより失敗した。
まぁどちらも楽しく読めた。
アイディアを探している人にお勧めした理由は、チェアディテクティブに類するものなんだろうけど、現場に行かなくても状況を把握することで、解決してしまうということ。
つまり会話の中に解決する糸口というかヒントがある、ということ。
アイディアって結構何気ないのをフト気付くことから生まれてくるでしょ。
あぁ、それがヒントになって解決したのか、と読んでいくと、アイディアって結構転がっているんだなと気づくことになるのではないだろうか?と考えたから。
こじつけっぽいけど、そう思った。
今日はこんな感じ。
散歩の途中で
本日の散歩
歩数は6,166歩。
距離は4.6km
暖かかったね。
まだコートを着て散歩をしているけど、そろそろ不要かな?と思えるくらいの陽気。
途中で面白いものを見つけた。
綿花というのかな。
白いものがあるなぁ、と思っていたら、フワフワしているものが目に入った。
小学校だか中学校の時に、綿花の種を先生にもらったことがある。
それを植えたのだけど、結局芽が出ずに終わってしまった。
クラスメートもみんな同じような結果だった。
先生曰く、綿花は暖かいところに育つから、ここでは温度が低いのだろう、と。
でも。
低くないね。ちゃんとできているし。
地球温暖化のせいでもないだろうし。
これをどうするのだろう?
ちょっと興味を持った。
運転者
喜多川泰氏の書籍である。
今回もkindle unilimitedを利用。
毎日退屈だなぁ、何か面白いことないかなぁ、という人にお勧め。
うまくいかない人生、フト目の前に停まったタクシーに乗ったら・・・というお話。
unlimitedで選んでいるときは作家が書いた物語かと思っていた。でも読んでいるうちに、自己啓発を物語調で書かれていると思い、正直失敗した!と思った。
通勤時間の読書の時間。現実から離れて、物語の世界に没頭したかったのでね。
でも、読んでいくうちにどうでもよくなった。
そうそう、そうだよね、と思いながら読み進んでいった。
いま自分には仕事以外で楽しみがある。だから主人公達に言いたいことはないけど、そうでもない人には、読んでもらいたいね。
今日はこんな感じ。
愛なんて、大っ嫌い
モデルで女優の冨永愛の自伝である。
”大奥”という番組に彼女が出ているらしく、彼女のことがネットニュースで取り上げられており、目にすることが多かった。
それに、kindle unlimitedに出ていたからポッチッた。
出版は2014年ということで、納得がいった。
かなり強烈な文言が並んでいる。
”殺してやる”とか”ぶっ殺してやる”とか。
2023年のいまならコンプライアンス等々で出版にならなかったじゃないかな。
ただ、やっぱり日本語は大事なことが最後に来るのだから、書籍などにも同じようなことが言える。
最後まで読まないと駄目な本。
いじめられている人や、絶望に落ち込んでいる人にお勧めかな。
小さいころから2014年付近までの彼女の自伝。
いじめられていた。
家庭にも居場所がなかったらしい。
親にも見捨てられていたらしい。
そんな彼女がどうやって、モデルになったのか、どうやって一流になったのか、その過程が書かれている。
時々”殺してやる”とか”絶対に許さない”とか刺激的な文字を入れて。
ただ、第八章以降はとても好きだ。
自分を見つめ返していくところ、前向きに生きていこうとするところ。
そして絶望している人には最終章だけでも立ち読みをしてほしい。
とてもいいことが彼女の言葉で書いてある。
「人間は、すべてを生きる力に変えられる。」そこから始まる彼女の言葉。
力強く、勇気づけられる言葉。
途中でやめようかと思った本だけど、最後まで読んでいてよかった。
そう思えた。
ところで、以前林修の番組で冨永愛がインタビューに答えていたのだけど、すごいなぁと思ったところがあった。
モデルをしていたので、体の動きを1cm刻みで動かすことができるらしい。
ちょっと上げた手や、ポーズをとった指をどのくらい動かせば、どのように印象を与えられるか、知っているんだって。
そんなの考えたことなかった。
やっぱり一流になる人って凄いねぇ。
今日はこんな感じ